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2011/07/25

ECO

自立循環型住宅ゼミ

自立循環型住宅のゼミが開催されました。

今回は、住宅の省エネルギー基準を考える、としてエネルギー設計をする場合に熱損失係数Q値と夏期日射取得係数μ値を基準に語られることが多いのですが、そこにパッシブ要素や設備機器の効率向上、再生可能エネルギー利用、一次エネルギー二次エネルギーの使い分け等多角的な内容となりました。

今後住宅を企画する際には重要な要素となってくると思いますので、自分自身で整理する意味でも何回かに分けて纏めてみようと思います。

今日はそもそものそういった省エネルギー基準の基となっている「次世代省エネルギー基準」とは、(財)建築環境・省エネルギー機構 (以下IBEC)が平成11年に定めた、これからの日本の住まいはこんな性能にして省エネルギーな建物にしていきましょう、というひとつの指針。

その基準の中に熱損失係数(Q値)や夏期日射取得係数(μ値)の基準値が定められています。

日本を大きく北は北海道から南は沖縄まで6地域に分けて解りやすく言うと(細かくは違いますが大雑把に分けると)北海道はⅠ地域、東北はⅡ地域、我が長野市はⅢ地域となり数字が小さいほど断熱性能などは高い数値を求められます。

しかし既に12年前の基準ですので名称の「次世代・・・」の呼び名に違和感を覚えますので、私は「ちょっと前基準」と呼んでいます、今更この基準を鑑みてもさして高性能の住宅にはなりません。

中途半端に基準にやっと到達したような性能なら、到達していないけどパッシブに徹した住宅の方が快適ではないかと思えます。

と時代遅れ感は否めないのですが、日本中をひとつの公的な基準で示している物が他にありませんので、明日から次世代基準をひとつの物差しとして他の項目を纏めてみようと思います。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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