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2015/08/24

ECO

省エネ項目-熱交換換気システム

さて、このイラスト最後の項目、熱交換換気システム。

現在は全ての住宅に24時間換気の設置が義務づけられています。

昔は材料や家具等から放出される、ホルムアルデヒド等の有害物質を屋外に排気することが24時間換気最大の目的だったのですが、昨今自然素材、F☆☆☆☆(フォースター)材料の普及により有害物質の排気より室内CO2濃度低下のためと、冬場は結露防止の湿気の排出の為の換気と目的が変わっています。

しかし換気はせっかくエネルギーを使って暖めた空気・冷やした空気も排出してしまう、そこで出てきたのが熱交換換気システム。

システムは割愛しますが空気は排出するが温度は何%かを室内に戻すシステム。

大別すると温度と一緒に湿気も室内に戻す方式が全熱交換方式、温度は戻すが湿気はそのまま屋外に放出してしまうタイプが顕熱交換方式、識者や建築家によって意見は分かれますが長野の場合は全熱交換方式が適していると考えます。

次はダクトタイプにするかダクトレスにするか、ダクトタイプはダクト内の清掃は出来ないのでそこを割り切れるかどうか、ダクトレスは全室にフィルターが付くのでメンテナンス箇所が多い、今のところ一方に絶対的な優位性はないので設計時に検討が必要です。

まだまだ熱交換式ではない第3種換気を採用することも多いですが、熱交換率が90%オーバーになり今後は熱交換換気システムが必須になるのも遠い未来ではないでしょう。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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