先日オーナー様邸の新築祝いにお呼ばれした際、北信流のお慶びの杯を差し上げることに。

実は同席した親子の大工さんのお父さんが木遣りの師範で、その息子の大工さんが木遣りにおいても弟子であり、偶々来週木遣りの師範試験があるとのこと。

これ以上ないシチュエーションでありますので、杯の唄を謳っていただきました。

それはやはり素人が一朝一夕で真似の出来る物でないことは直ぐに理解できるもので流石の唄です。

昔は必ずと言っていいほど、祝宴の席やお祝いの席には北信流のお杯の儀が行われたものですが、最近はその頻度も減ってきているように感じます、40代以下の集まりではほぼ目にすることは無いといっても言いすぎではないかも知れません。

木遣りは無形文化財にも指定されています、木遣りを聴くとその空間に一本の線が引かれたような凛とした空気に変わるような感覚を覚えます。

S大工さんの師範合格を祈念いたします。

最後になりましたがK様、新築祝いに大工さん、設計者、現場管理者共々お呼びいただき誠に有難う御座いました、これからも長いお付き合いの程よろしくお願いします。

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