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2012/03/07

リフォーム

古民家リノベーション

古民家を改修する際、優先順位が大切だと思う。

本来なら住宅の本質は、生命と財産を守ること、これに尽きるのだが大きな枠で古民家と言っても伝統的な構造で造られ耐震性能が確保されているであろう建物と、古い建物ではあるが伝統構法でなく揺れには耐えられそうもない建物では捉え方が全く異なってくる。

後者の場合、先ずは耐震性能の確保を一番に考えるべきでしょう、どんなに綺麗にリノベーションしても一発の地震で倒壊してしまったのでは目も当てられない、只御施主様にそのことを理解してもらうのに困難な場合があることも事実、耐震性のような目に見えなくなってしまう部分に予算を掛けるのが勿体ない感じがするのでしょう。

その気持ちよーくわかります、だってそこにお金を掛けても普段の住み心地にほぼ変化はありません、強いて言うなら安心感が今までより大きくなったかな、くらいでしょう。

只私達から見ると構造的に怖くてしょうがない、スジカイも無い、伝統構法のような横貫も無い、震度6クラスで横にパッタンとドリフのセットのようになってしまうのが目に見える。

だったら建て替えの方が早いのではと思うが、キッチリ施工すればリノベーションで充分、壊して建てることを思えば金額は半分くらいで済むでしょう。

①に耐震改修、②に断熱改修、③に内装(水回り等)、④自然エネルギー利用、ここまでキッチリやれば新築と同程度の快適性は手に入れられます。

因みに上の写真は今回の調査家屋ではありません。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱Q=1.0省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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