山本建設株式会社

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2011/02/14

ECO

ジオパワー

ボーリング

ボーリングといってもボールでピンを倒すスポーツの方ではなく、今回は地中に穴を開けていくボーリング。

一般的にボーリングは井戸を掘ったり、地中深い位置への地質調査をしたりするときに行いますが、今回は地中熱ヒートポンプのペアチューブを埋めるためにボーリングマシンを使ってペアチューブを埋めています。

深さは80m。

地中熱ヒートポンプとは?

室内に付ける室内吹き出しユニットは普通のエアコンと同じものです、違うのは室外機が無いという事、室外機の代わりに不凍液が入ったチューブをボーリングで開けた80mの深さまで埋めて、夏は地上の熱交換機で暖められた不凍液を地下80mまで行って帰ってくる間に冷たくして冷房に使います、冬はその反対。

最大のメリットは省エネとヒートアイランド効果の防止、エアコンの室外機から発生する温風はとても不快に感じます、それが無くなると実感として環境に良い感じがします。

理屈はジオパワーシステムの地熱利用と同じです。

写真はちょくちょく寄らせてもらっている信州大学工学部キャンパスの中庭、この夏稼働に向けて急ピッチで工事は進んでいますが、何せ地中のことですから岩にあたったりして大変そうです。

やはり一番の問題点は掘削費用、m当たり10,000円となると80mで80万円!

エアコン何台買えるんだということになってしまいますが、そこは国の研究機関としての位置づけもある国立大学、実行データーの研究の意味合いもあるのでしょう。

まだまだ始まったばかりの技術ですが、一般のエアコンのプラスアルファ程度で買えるようにならないと普及は難しいかと感じます。期待して待っています。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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