山本建設株式会社

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2014/07/01

施工中

ベランダ防水の通気

マニアックな写真を一枚。

ベランダ部分の防水は一般的にFRP防水が多いと思います。(グレーの部分)

当たり前ですが防水をする部分は屋外ですから外気温になります、そしてベランダの下が1階の部屋になっている場合は多々見られます。

ということはベランダの上は屋外温度、ベランダの下は室内温度になり、真夏や真冬では結構な温度差が生じる部分になります。

てことは結露の発生箇所になりますので、ベランダの床下から外部に通じる通気層を設けて発生する湿気を放出してあげないと腐れ等の原因になります。

写真の壁部分と防水部分の間に隙間があります、それが通気層下からの湿気を上に放出する役目を担います。

しかしFRP防水の職人に聞くと、現実的にこの通気層を設けていない現場が多い、ローコスト系に至ってはほぼ全滅だそう。

確かにこの上に通気は通すが水を浸入させない仕組みや、この上に水切りを作ってそこから上の通気層は新たに作り始めなければならない為、面倒と言えば面倒な収まりではある。

断熱と気密にこだわると言うことは、他にも面倒な収まりも出てくるが技術屋としてはそれが楽しかったりする。(只の自己満足かも知れないが)

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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