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2011/04/19

住まい造りの材料

WUFI-2

さてヴーフィの判断は何処まで信用できるのか?

ヴーフィはドイツのフラウンホーファー建築物理研究所で作られたプログラムとのこと、我々日本人の悪い感覚で、欧米で認可されたとか、ドイツやスウェーデンの環境先進国で実績があるから間違いないとか思いがちですが実際はどうなんだろう。

フラウンホーファー建築物理研究所って何?ですが、ドイツでは建築に関する試験、監査、認証を行う公認機関とのこと、日本では始まっていませんがヨーロッパで既に始まっているエネルギーパスのプログラムを作った機関でもあります。

エネルギーパスとはヨーロッパでは建築許可を取る際に建物の省エネルギー性能を数値にして申請するのが義務づけられています、その際に使用されるのがエネルギーパスというプログラム、それを作っている機関なので一応団体としては信用できる団体だと思われます。

ではヴーフィーは?プログラム計算するために入力するのが①構造-建材や断熱材・木材の種類、厚み、温湿度のモニタ位置②建物特性-方位、傾き、高さ③表面物性-屋外表面および室内表面の熱湿気特性(上の図)④初期値の設定-分析開始時の建材の温度、含水率⑤外気気象条件-日本中のアメダスデーター842カ所の中から近似値を入力⑥室内温湿度の設定-冷暖房方法、以上を入力してプログラムを開始します。

実際の入力作業もみましたが、材料の物性などは凄い細かい数値まで入力します、ここまで入力すれば相当細かい計算をするのであろうと想像がつきますが、実物と同じ水分移動になっているかは私には解りませんでしたが、フラウンホーファー建築物理研究所ではじき出された数値を実際の材料を用いて検証もしているとのこと、現在のVer5.1ではほぼ実物と同じ動きが確認されているらしい。

只、最大の問題点が価格、1ライセンスで約40万円弱、ウーン困った貸してくれないかな?凄く興味のあるソフトです。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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