山本建設株式会社

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2011/04/18

住まい造りの材料

WUFI

今日の話題は相当マニアック。

先日「非定常熱湿気同時移動解析プログラム」略して、WUFI(ヴーフィ)の説明会に行ってきました。

ヴーフィとは建物を様々な条件で雨、日射、水蒸気移動、夏型結露を計算するプログラムのこと。

簡単に言うと建物の地域性や季節の温湿度を計算して、使用材料に年間を通じて結露の恐れがあるかを判断してくれる優れもの。

今までも同様のプログラムはあったのですが冬型結露重視だったために地域によっては万全ではなかったものが、今回は夏型結露や建材内の毛細管輸送も考慮されるようになったため世界中何処の気候にも対応できるようになっています。

例えば上の札幌のデーターなどは丸印の所、防水シートとグラスウールの接点が水分率100%を超える数値を示しています95%を超える部分は、この接点に結露がおきる恐れ有り、と判断されます。

そんなときはグラスウールの厚みを変えてみたり、別の断熱材にしてみたり色んなパターンを想定して結露の恐れを無くしていくのにプログラムを動かします。

この分野の話題になると俄然オタク化するのが悪い癖、フェノールフォームにしたらどうなる、グラスウールの密度はどうする、セルローズは?などと試したいパターンが無限に思いつきます。

流石に全てのパターンを試してみるわけにもいかず(そんなにしたかったら買って下さいとなりますよね)只、フェノールフォーム+透湿性のある耐震パネル+グラスウール+通気層のW断熱の結露発生恐れなしの判定が出ただけでも私にとってはとても有意義な説明会となりました。

さてそうすると此処でこのプログラムの判断は本当か?と疑問は当然出てきます、この話は今日以上にマニアックなので明日にします。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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