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2012/06/20

ECO

Q値計算から見えてくる事③

本日は建物の断熱性能が違うと光熱費がどの位違うのかを具体的に見てみましょう。

上の写真は某邸のQ値計算書Q値1.09、所謂キューワン仕様の住宅です。

灯油は効率85%のFFストーブで暖房した場合、電気消費量はCOP6.6のいつも使っているパナソニックエアコン。

灯油で暖房した場合-年間暖房用灯油消費量532㍑×本日の灯油単価88円=46,816円

電気(ヒートポンプ)で暖房した場合-年間暖房用電気消費量705Kwh×一般家庭契約の単価21円/Kwh=14,805円

これを見ても現在は灯油よりヒートポンプが優れていることが解ります。

では同じ建物を次世代省エネルギー基準のQ値2.4程度だとどうなるでしょう。

Q値2.39、一応世間的に高断熱住宅と言っても良い数値ですが、実際同じ条件の機器を使用した場合どの位違うのでしょう。

灯油の場合-年間暖房用灯油消費量1,713㍑×88円=150,744円

電気の場合-年間暖房用電気消費量2,270Kwh×21円/Kwh=47,670円

こんなに掛かるか?大袈裟だろ、と思うかもしれませんが両データー共、建物の室内全てを20℃にした場合の消費量なのです。

こうしてみるとQ値を計算することの必要性が感じられると思います。

明日は同じ条件で設定温度を上げたらどの位違うか見てみましょう。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱Q=1.0省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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