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2017/07/08

除湿器

とある除湿機の裏側。

湿度が不快に感じる季節になりました、エアコンは除湿運転(再熱除湿)の方が消費電力は大きい、ということは段々浸透し始めていると思います、過去にもブログで解説しました。

なので各エアコンメーカーも再熱除湿の除湿運転は採用しなくなっています、主流は弱運転除湿、リモコンの除湿ボタンを押すと弱運転が始まり結果除湿になります、要するに冷房ボタン押して風量を弱にする2手間を除湿ボタンの1手間ですませているだけの事。

冷房と除湿どちらがエコ?という問題は成り立たなくなっております。

では除湿機は?

上の写真はとある単体の除湿機、除湿機は275Wを使って冷媒を冷やし、その温度差で結露水をタンクに集め室内の湿度を下げます、同時に冷媒を冷やす際に出た熱はそのまま室内に排出(エアコンは室外機から室外に排出されます)するので、結果275Wのヒーターで室内を暖房することになります。

室内を暖めることで水蒸気飽和量は大きくなり(沢山の水分を持てること=湿度%は低くなる)、同時に冷媒で結露水を集めるので又湿度は低くなり、結果洗濯物はよく乾く環境になる。

しかしその部屋には居られたものではないだろう、電気消費量の275Wもエアコンの弱運転(100W~150W)より多いし。

そう考えるとメーカーは色んなイメージを付けて除湿機を売っているけど、そんなもの買うよりエアコン動かした方がよっぽどエコだし部屋も快適になる。

メーカーさんには悪いが除湿機が必要な状況が思い当たらない。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブデザイン、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

 

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