深夜電力（夜11時～朝7時）はKW/9.33円と日中の1/3以下だと言うことは興味のある方はご存じだと思います。（因みに日中はKW/31.43円、朝と夜・土日祝日はKW/21.23円）

夜安い理由は原子力発電ありきの料金設定です、原子力発電は石油発電やガス発電のように、沢山発電したいから燃料を沢山燃やして多くの電気を発生させるといった調整が難しく、核融合を常にし続けて一定の電力を発生させます。

するとどうしても夜間は消費が少ないので電力は余ります、蓄電する設備も技術も無いので捨てるくらいなら安く売ろう、と言うことで深夜電力は安くなっています。

しかし現在中部電力管内は上の浜岡原発が止まっていますので深夜の電力は余っていないのではと疑問に思っていたところ、中電の方にお会いしましたので聞いてみました。

実際オール電化の普及で深夜電力もある一定量必要だそうで、不足分は火力発電をして賄っているらしいです。しかも深夜電力に関しては完全に赤字とのこと。

それを聞くと私達は、なら深夜割引も終わる可能性はあるの？と聞いてみたところ。

それは絶対にない！これは電気屋としての意地です。と全否定、よくよく聞いてみると安全性を確保して原発を稼働させる事に全力を注ぐようです。

でもそれって何年後になるんだろう？今までのチョットした出来事なら数年から十何年すれば風化してしまうことだったのでしょうが、今回の原発ショックは十数年で風化する出来事には思えない。

それとも数年後大々的にポジティブキャンペーンをして安全神話を生み出すのか、注意深く見守っていきましょう。

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