2010/08/30
ECO
住まい造りの思い
左:アキレス-キューワンボード(熱伝導率0.021W/mK)
中:セキスイ-フェノバボード(熱伝導率0.019W/mK)
右:旭化成-ネオマフォーム(熱伝導率0.020W/mK)
今日は代理店を交えての断熱材選定です。
これから何年かは当社での主力となる標準使用する断熱材を決めます。
きっかけは次世代省エネルギー基準の性能値Eランクを超えるFランクが登場したこと、何年か前に登場はしていましたが、最近数社から登場して価格が下がってきたこと、等により何年かぶりでの選定です。
では何を基準に決めるか?ここで数値オタクになります。
冒頭に記した熱伝導率(数値の小さい方が高性能)はほぼ一緒です、0.001の違いは実データとすれば誤差の範囲内でしょう。
次は価格です、高ければ費用対効果が低くなりますが、高安で150円しか違いません、これもほぼ一緒と思って良いでしょう。
フロン不使用・経年性能劣化もほぼ一緒、さすが大きな特徴は大差ありません、ここで細かい数値をいやらしく掘り下げます。
ありました、PH値ネオマフォームが酸性値、他は中性値、酸性値だと金属の錆の恐れがあります、5年や10年だと錆も神経質になることはないと思いますが、住宅の場合もっとそれ以上のスパンで考えないといけません、しかも地元で住まい造りをしている以上何があっても知らん顔は出来ませんので、リスクは出来る限り少なくしたいのでここでネオマフォームが外れます。
最後に燃やしてみます。
ここで結論が出ました。
中のキューワンボードはライターで見る見る間に音を立てて燃え出します。左のフェノバボードはずっと火を付けていても炭化するだけで燃えていきません。
火事になるというのは特殊な事態で、あれだけ燃えてしまえばその程度の耐火性能では大差ない、との意見もありますが、多少でも遅延が出来るのならしておいた方が良いと判断しました。
今回はフェノバボードに軍配が上がりましたが、これからも高性能の安い材料は出てくるでしょう、それまでフェノバボードに頑張ってもらいましょう。
2010/08/30
ECO
住まい造りの思い
断熱材の選び方
左:アキレス-キューワンボード(熱伝導率0.021W/mK)
中:セキスイ-フェノバボード(熱伝導率0.019W/mK)
右:旭化成-ネオマフォーム(熱伝導率0.020W/mK)
今日は代理店を交えての断熱材選定です。
これから何年かは当社での主力となる標準使用する断熱材を決めます。
きっかけは次世代省エネルギー基準の性能値Eランクを超えるFランクが登場したこと、何年か前に登場はしていましたが、最近数社から登場して価格が下がってきたこと、等により何年かぶりでの選定です。
では何を基準に決めるか?ここで数値オタクになります。
冒頭に記した熱伝導率(数値の小さい方が高性能)はほぼ一緒です、0.001の違いは実データとすれば誤差の範囲内でしょう。
次は価格です、高ければ費用対効果が低くなりますが、高安で150円しか違いません、これもほぼ一緒と思って良いでしょう。
フロン不使用・経年性能劣化もほぼ一緒、さすが大きな特徴は大差ありません、ここで細かい数値をいやらしく掘り下げます。
ありました、PH値ネオマフォームが酸性値、他は中性値、酸性値だと金属の錆の恐れがあります、5年や10年だと錆も神経質になることはないと思いますが、住宅の場合もっとそれ以上のスパンで考えないといけません、しかも地元で住まい造りをしている以上何があっても知らん顔は出来ませんので、リスクは出来る限り少なくしたいのでここでネオマフォームが外れます。
最後に燃やしてみます。
ここで結論が出ました。
中のキューワンボードはライターで見る見る間に音を立てて燃え出します。左のフェノバボードはずっと火を付けていても炭化するだけで燃えていきません。
火事になるというのは特殊な事態で、あれだけ燃えてしまえばその程度の耐火性能では大差ない、との意見もありますが、多少でも遅延が出来るのならしておいた方が良いと判断しました。
今回はフェノバボードに軍配が上がりましたが、これからも高性能の安い材料は出てくるでしょう、それまでフェノバボードに頑張ってもらいましょう。