山本建設株式会社

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2010/11/24

住まい造りの材料

換気システムその4

換気システム4回目になります。

実は先日、ご提案・打ち合わせしているお客様より「最近ブログで換気システムを書いていたけど、地中熱利用換気システムに関しては触れていなかったけど、どうして?」との話を頂きました。

確かにその通りです、触れていませんでした。でもどうして触れなかったのだろう?その時のことを思い返してみました。

忘れていたわけではなく、個人的に地熱利用は空調システム冷暖房の補助として捕らえていたために、今回の様に純粋に換気システムだけを説明する場合、一般的な第1種換気と同列で混同してしまうことを避けるために書かなかったのだと思います。

地中熱利用換気システムは採用する建物の性能を必要とするシステムだと捕らえています、地熱は大きなエネルギーを持ってはいますが伝え方はとてもゆっくりです、機械的なエアコンなどのように付けたら直ぐ暖まる様なものではなく、ゆっくりとでも確実に天気が悪い日も夜もそのエネルギーを使うことが出来ます。

故に建物が熱を逃がしてしまうような構造だと、ゆっくりとやってくるエネルギーを屋内に蓄摂出来ず、屋外に排出してしまうことになり効果は感じられなくなってしまうでしょう。

又、最近は換気システムが標準化されたことにより、地中熱利用の換気システムは敷居が低くなったと思います。

換気システムが標準化されれば、後はそこに熱交換用のジオパイプを埋めて、床下を蓄熱層にするグリ石を敷き詰め、小屋裏とジオパイプを繋ぐ空調配管をしてあげれば地中熱利用換気システムの完成です。

長野の場合地熱だけだと、昼間日射が足りない日などは、夜温度が足りない日が出てきます。そんなときのために、床下ヒートポンプ、蓄熱暖房機、パネルヒーターなどの補助暖房は必要になります。

只、補助暖房をする場合でも、外気温から地熱を利用して熱交換された温度からスタートできますので、その効果は計り知れないものと思います。

詳しい資料もありますので、ご興味のある方はご連絡下さい、お待ちしています。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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