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2010/11/16

住まい造りの材料

換気システム

換気システムはお客様によって見解が分かれるシステムです、現在の住宅には標準装備されていますが、「付けろと言われたから付けたが本当に必要なのか?」と思っている方も実際いらっしゃいます。

何故必要なのか?

結論から言いますと、室内の汚れた空気を外に排出するのが目的です、最近の建物は高断熱・高気密化が進み計画的に換気をする必要があります。

以前ブログにも書きましたが、どんなに気密が良い建物でも隙間はゼロではなく隙間は存在します、室内外に温度差がある場合や自然風が吹いている場合は隙間から自然に換気は行われますが、1年を通してみると室内外に大して温度差のない季節や、風が吹いていない日などもあります、そんな日は隙間からは自然な換気はしていないことになります。

では、換気をしないとどうなるのか?

一つめは有害物質の排出が出来ない-最近の建物はVOC等有害物質の含まれていない材料が殆どなのですが、実は家具や電気製品、布団・衣類等には結構なVOCが含まれていますし、衣類の防虫剤などは大量に含まれています。又生活臭も気になるものです、薬品や消臭効果のある品物で臭いを消すのは本末転倒かもしれません。

次は水蒸気の排出です-生活する以上水蒸気は絶対発生します、それを排出しないとカビの発生等の健康面や建物へのダメージなど悪影響があります。

只、有害物質や水蒸気などは目に見えないので実感は湧かないと思います。

建築基準法では1時間に0.5回の換気を義務づけています、この回数は緩やかな空気の動きですから、換気によって風を感じることもありませんし、ファンの音も小さく気になりませんので、健康と建物の為にも換気は止めないようにしましょう。

では、どんな換気方法があるのか?-思いの外、長文になってしまったので続きは明日。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
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