山本建設株式会社

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2015/01/20

断熱・気密

定常計算

定常計算とは簡単に言うと、建物内部で結露が発生しているかどうかを物理的に計算すること。

私が知る限り、建築家や工務店等の専門家でもこの計算をして施工をしている場合はごく少数。

たいていの場合は断熱材メーカーの、長野市の場合はこの材料の組み合わせなら厚み何㎜以上ならOKですよ、といったざっくりした仕様規定でメーカーが良いと言っているから大丈夫と判断している場合が多い。

しかし細かく計算してみるとメーカーOKの場合でもNGになる場合がある、例えば外気温-10℃室温20℃その差30℃といった年に何日も無いかもしれない、しかし逆に言えば年に数日はある場合がある、そんな例を計算するとメーカー推奨仕様ではNGになる。

NGになると言うことは室内の壁表面上からは見えないが、壁の内部では結露が発生していることを表す。

そんな想定外の気温もクリアしておけば、年に数日又は何年に一度なんて想定外の気温になった場合でも安心できるし、提供する側の責任ある立場としては精神衛生上も良い。

この様な数値全般、例えば省エネ基準などもそうだが、基準をクリアしたから安心なのではない、基準はあくまでも最低基準、それ以上は各事業者の判断となる、基準をクリアしているからOKとは思わない方が良い。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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