山本建設株式会社

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2011/09/15

ECO

住まい造りの材料

天然乾燥材

材木には天然乾燥材と人工乾燥材がある。

天然乾燥材はその名の通り、倉庫等で桟積みにされて風通しの良い場所で日陰干しによって乾燥させる材料、エネルギーは必要ないが置いておく場所と乾燥までの時間が長いのが欠点。

人工乾燥材は専用の乾燥釜で温風等エネルギーを与えて人工的に乾燥させる材料、エネルギーは必要になるが量をこなせるので最近はこちらが主流。

今までの捉え方は「本当は自然乾燥材が木目は綺麗だしエコなのだが、直ぐに間に合わないし価格は少し高いから人工乾燥材が使いやすいよね」が一般的に多い考え方だったと思うが、最近グリーン建築推進協議会で自然乾燥材の使用を後押しするようなデーターを発表しました。

グリーン建築推進協議会は、木材の乾燥方法による吸放湿性の違いを比較検証する実験の結果を発表した。

 実験では、国産杉自然乾燥材、国産杉人工乾燥材、国産集成材の3種類の試験体を24時間浸水させ、その後水から引き上げてからの乾燥経過を測定した。

 結果24時間浸水直後の重量比膨張率は、自然乾燥材が113%、人工乾燥材が106%、集成材が108%となり、天然乾燥材が人工乾燥材の約2倍の吸湿量があり、人工乾燥材は集成材とほぼ同等の吸湿量であることがわかった。

 24時間経過後は天乾材106%、人乾材102%、集成材103%と乾燥具合は約半分まで戻り、さらに96時間経過後には3種とも101%とほぼ浸水前の状態に落ち着いた。

自然乾燥材は見た目の綺麗さだけでなく吸放湿性能も優れている、わざわざエネルギーを使って人工乾燥させる材料を使う必要性が無くなって来るように感じる。

それにしても白黒のグラフは見づらい。

長野市・千曲市近郊で自然エネルギー活用外断熱省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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