坂田の家。

中では大工さんがトントン、外では左官屋さんがそとん壁をヌリヌリ。

傍から見ると職人さんって一人でこれだけの物（各業種別）を仕上げていくのだからさぞ大変なのかと思いきや、本人曰く、一人の方が誰に気兼ねするわけでなく自分のペースで出来るので気楽、（決して楽なわけではない）なのだそう。

大工さんが２人や３人でトントンすれば工期が1/2・1/3になるのではないか？と思うのも至極当然だと思うのですが、実は話はそんな単純にはいかない、実際２人で施工しても工期は1/2にはならず、宅によっても違うが経験からすると２人施工だと1/1.5くらいの短縮にとどまる。

すると現実問題、大工さんも仕事である、収入が目減りする２人施工を選択する職人さんはいない（大工さんは1棟いくらの出来高制なのだ）

無理くり職人さんに無理を言って工期を短くすることも短期的には可能だろうが、職人の成り手問題・待遇・環境・女性活躍、等を真剣に考えれば考えるほど職人さんに無理を言う時代は終わらせなければいけない。

ぬりぬり、からだいぶ話はそれてしまったが、そんな観点からも工場で作れないオンリーワン注文住宅は工期が長い事の一つの理由でもある。

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