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2012/11/22

プランニング

可視光透過率

シングルガラスがペアガラスになり、ペアガラスがLow-eペアガラスになり、ペアガラスの中にアルゴンガスが封入されガラス部分の性能は年々向上しています。

Low-eペアガラスも一般的に浸透してきましたがここでもう一歩踏み込んで考えてみましょう。

Low-eペアガラスはペアガラスの中に金属膜を貼り、遮熱性と断熱性を向上した優れたガラスです、日中は金属膜が鏡のように反射して外からは中が見えづらくなります。

そのLow-eペアガラスにも種類があります、なるべく日射を跳ね返す遮熱用のもの、日射はなるべく取り入れて断熱性能を高めたもの。

北欧のように冬の寒さだけをしのぐ家づくりをするのなら夏の遮熱は考え無くても良いのですが、日本の場合冬は北欧、夏は高温多湿、両方を追求する事になります。

南のガラスはなるべく可視光透過率の大きなガラスを使えば、日射によって建物内が暖かくなります、他の東・西・北のガラスは可視光透過率の小さなガラスを使って夏の日射を建物内に入れないようにします。

上の写真が可視光透過率76.2%、下の写真が可視光透過率61.9%、本当は南が透過率100%で他が0%、で明かりは取り入れてなんてガラスがあれば良いのですが、実際には存在しません、この15%の違いでも日射の当たっている床の暖かさは結構違うものです。

ガラスの使い分けだけで日射熱のコントロールが出来るのならやった方が良いでしょう、ガラスに金額の違いはありませんので。

長野県-北信・東信で自然エネルギー活用、W断熱-Q1.0省エネ住宅の新築、リフォーム
                                                                                    山本建設株式会社

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