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2016/01/18

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ガラスの選択

日射を遮蔽するガラスは、とことん遮蔽する事を目的に選定する事は前述の通り。

では日射を取り入れるガラスはどうするか。

その前に、そもそも全方向のガラスを同じ高性能のトリプルガラスにすれば性能は高くなるんじゃないの?と思っている方は多い。

確かに全てをトリプルガラスにすればQ値やUa値の建物熱性能計算値は高性能になる、しかし当方が高性能住宅にする目的は住んでからの燃費を少なくする事にある。

日本海側ならいざ知らず、我々長野県は日本有数の高い日射地域、日射を使わない理由はない、シミュレーションでも経験でもオールトリプルガラスより取り入れる側のガラスはなるべく日射を取り入れるガラスの方が光熱費が少なくなるのは間違いのない事実。

日射を取り入れない計算数値だけ高い家より、少し数値は落ちるが日射を取り入れた方が燃料消費量が少なくなる。

Q値やUa値には当然こだわるが、最後に見るのは光熱費(燃費)をいかに少なくするかだと思う。

そこを踏まえてここからが難しいところ、日射を取り入れるだけなら最近はほぼ見かけなくなったシングルガラスが一番日射を取り入れるガラスとなる、しかし断熱性能としては最低のガラスなので、日射の当たらない日や夜間は熱が逃げ放題のガラスとなり低燃費とはほど遠い建物となる。

なのでここからはバランスが重要、結論は企業秘密として(当然オーナー様には説明します)日射を入れる窓・日射を遮る窓、これが解決するとパッシブな低燃費住宅要素の半分は完成。

たかが、ガラス、されど、ガラス、なのです。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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