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2015/12/24

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ガラスの選択

パッシブな設計をする場合、日射を入れる窓と日射を遮る窓を明確にしなければならない。

日射を入れる窓は基本的に南面の窓、遮る窓は東・西・北の窓。

ならば南面は日射取得型(太陽熱をなるべく取り入れるタイプ)のガラス、東・西・北面は日射遮蔽型(太陽熱をなるべく反射して入れないようにするタイプ)のガラスを使うのが一般的だが(実際そのような使い分けすらしていない場合も多々見かけますが・・・・・)それだけだと50点。

日射遮蔽型のガラスだけを見ても種類がある、上図はYKK-APW430のガラス一覧表。

色々数値が並んでいるが見る場所は、日射、の欄その中でも、透過率、と、反射率、に注目。

透過率は数値が大きいほど室内に日射熱を通すので小さいほど遮熱性能が高い。

反射率は数値が大きいほど室内に日射熱が入らないので大きいほど遮熱性能が高い。

遮熱ガラスには、ニュートラル(無色)とブルー・ブロンズがあり、色の違いにより性能が違う、因みに価格は全部一緒。

こうして比べてみると、ブルー、が一番遮熱性能が高い事がわかる、因みにUVカット率も一番高いので室内のものを色褪せさせづらい事もわかる。

すると遮熱をさせるための窓は、ブルー、一択となる事がおわかりいただけると思う。

設計士の中にもこの事を理解していない人は意外に多い、そんな時はどんなタイプのガラスを使っているかを聞いてみて「遮熱のブルーです」等の返答があれば理解している人、その他トンチンカンな返答が帰ってくれば理解していない人といえるでしょう。

しかし選択肢が多くわかりづらいのは日射を取得するタイプのガラス、こちらの話は長くなるので又後日。

長野県-北信・東信で自然エネルギー利用パッシブハウス、W断熱-Q1.0省エネ・低燃費住宅の新築、リフォーム     山本建設株式会社

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