床がピカピカで綺麗ねー、一昔前10年以上前になるだろうか、床にウレタン塗装を塗ってピカピカにする事が善だった頃がある。

その頃のイメージがあるのだろうか、希に床の塗装はしないのですか？

と聞かれる事がある、決まって、止めた方が良いですよ、とお答えする事になるが理由は。

合板フロアーならいざ知らず、せっかくの無垢フローリングにウレタンの膜を貼ってしまう事になり、無垢の質感・柔らかさ・暖かみ・吸放湿全てを殺してしまう事になる。

体育館の床を思い出してもらいたい、運動するには最適だがあの固い床の上でくつろげるだろうか、そして最大のデメリットは冷たい、冬裸足で体育館の床を歩く気になりますか？

今でもウレタン塗装の床板は普通に売っている、メリットは表面が固い分だけキズが付きにくい事だろう、しかし付きづらいだけで絶対キズが付かないわけでは無い、この程度のメリットではどう考えても琴線には触れない。

では何を塗るのか？極論を言うと何も塗らなくてもどうにかなるものでは無い、無垢フローリングはそんなヤワなものではありません、お引き渡しの時はオイルを塗ってオイルフィニッシュとしているので、気になるのならオイルを塗るのが良いでしょう、最近は色んなものが市販されていますが基本的には自然塗料系がいいでしょう、自然素材を使っても塗るものに有害物質が含まれていれば元も子もありませんから。

ウレタン塗装の話が出ると全力で拒否するのはそんな理由があるからなのです、ご理解ください。

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